平均寿命世界一に返り咲き!
2013年07月29日
2012年の日本人の平均寿命は男女とも前年より延び、女性86・41歳、男性79・94歳だったことが25日、厚生労働省が公表した簡易生命表で分かりました。11年に香港にトップの座を譲り渡した女性は、長寿世界一に返り咲きました!
ここまでの長寿国家になった一番の理由はやはり、日本の医療水準の高さでしょう。質の高い医療を誰もが、平等に、安く受けられる国民皆保険制度こそが今の長寿国家に寄与したのでしょう。「医療技術」と「医療制度」ともに質が高くないと、長寿国家にはなり得ません。そういう意味では日本の国民皆保険制度が今まで果たしてきた役割は大きかったのだと思います。国民の命と健康を守るのは決して医療従事者だけではなく、政治が寄与するところも大きいのです。
現在の長寿国家の礎となった日本の国民皆保険制度の功績は世界中が認める所だと思います。しかし、超高齢社会や国家財政難が深刻化する日本の将来に現行の制度が成り立つかどうかは大きな疑問です。そんな中、TPPへの参加問題で、国民皆保険制度の存続が危ぶまれています。しかし、TPPへの参加の是非よりも、まずは自国の社会保障制度の在り方を早急に決めることが先ではないかと思います。本来なら次世代に耐えうる新しい社会保障制度をもってTPP参加の議論を進めるべきではないでしょうか? なぜなら、例えTPPに参加しなくとも、現行の社会保障制度のままでは、間違いなく財政的に破たんすることだけは明白だからです。 じゃあ、いつ決めるの…? 今でしょ!