TBSの新入社員

2016年04月07日

TBSに超異色新人 医師国家試験合格も「ドラマ好き」と入社   Yahoo!ニュース

入社式や新学期の時期ですね。TBSの入社式に医師国家試験合格者がいるということで話題になっているようです。どうやら、医療ドラマ好きということで大学医学部を卒業し、医師国家試験合格後すぐにTBSに入社したとのこと。自分の経験からすると、医学部卒業→国家試験合格→医者として働く という選択肢以外考えもしなかったので、とても斬新な選択だと思いました。「医師1人を一人前にするのに多額の税金が使われているのに、医者として働かないのはけしからん!!」的な意見も多いようですが、私はそうは思いません。TBSは別としても、医師免許取得後、一般企業や役所、保健所、果ては芸術家など、色々な道を選択する人がいます。あの手塚治虫もそうです。医学を6年間学び、その延長線上の医師免許を取得した上で、いかに社会貢献するかは方法論の違いだと思います。病院で患者さんを診て治すのも大切なことです。一方で、政治、行政、経済、果ては芸術の分野から医療や社会を支えている医師もたくさんいます。ですから、入社時点でとやかく言うのではなく、今後の彼女の仕事ぶりを見守ればよいのではないでしょうか。

ただ、臨床研修終了後でもよかったのではないかと思います。研修医の2年間は色々な科をローテーションし、多くの生の現場を間の当たりにし、人間的にも大きく成長する時期です。技術習得の場でもあります。そんな現場を知った後の方が、さらに良い仕事ができるのではないかと思います。テレビドラマもいいですけど、いずれは医療ドキュメンタリーや、報道にも携わってほしいですね。マスコミの影響力は強大です。正しい医療情報を国民に発信したり、医療問題を提起することも大切な社会貢献だと思います。

皆さんはどう思われますか??