関節リウマチとは、自己免疫疾患のひとつで、自分の抗体が自分のからだを攻撃してしまうことが原因とされています。症状は朝に強い手のこわばり、関節痛、関節の腫脹などがあります。初期のリウマチは診断が難しいことも多く、しだいに「関節リウマチ」という病気が完成してくることもあります。そのため、何度かの診察で診断に至ることもあります。心配な方はお気軽にご相談ください。
関節リウマチの症状
関節リウマチは身体の各関節に炎症(腫れ・痛み)が起こり、病状が進行すると関節の変形や機能障害が起こります。関節リウマチの初期症状として、まず、手指・手関節・膝関節・足趾の関節の痛みや腫れが徐々に表れ出します。また、関節リウマチは朝のこわばりといって、朝を中心に手指がスムースに動かしにくくなります。主に下記のような症状があります。
◎ 関節の痛みや腫れ
◎ 朝のこわばり
◎ 関節の可動範囲の低下
◎ 関節の変形
関節リウマチの治療
関節リウマチは、以前は治らない病気とされていました。しかし近年、 関節リウマチの治療は抗リウマチ薬や、生物学的製剤の開発でめざましく進歩し、早期に薬物療法を開始することで、リウマチの進行を完全に止めてしまうことも可能となりました。そのため、早期診断・適切な治療が重要となっています。
治療には、薬物療法・手術療法があり、進行度に応じ選択されます。薬物療法では、炎症の程度により抗リウマチ薬を中心に治療し、患者さんによっては生物学的製剤が用いられます。
また、高度に関節が変形し、日常生活の困難な患者さんには人工関節置換術や固定術などが行われます。この場合は、連携医療機関へご紹介いたしますのでご安心ください。