講演会
2013年01月19日
今日は、講演会へ行ってきました。以前も紹介した新しい骨粗鬆症治療薬「テリパラチド」についてです。
今週の院内勉強会も「テリパラチド」、そして本日も「テリパラチド」に関する講演で、現在骨粗鬆症の領域でとても注目されている薬剤なのです。「テリパラチド」は従来の薬にはなかった骨芽細胞の働きを促す薬で、今までの薬で効果が出なかった人や、多くの箇所を骨折している人など、重い骨粗鬆症の人でも、骨密度が上昇し骨質も改善することにより骨折を予防する薬です。当院でも重症な骨粗鬆症の患者さんに使用しておりますが、かなりの効果を実感しております。特に、背骨の圧迫骨折を繰り返し、痛みで苦しまれている方には、新たな骨折の予防に加え、痛みの緩和効果も期待できます。
今日は、私の母校の大先輩である斎藤充準教授の講演で、テリパラチドが骨密度、骨質に与える影響や、薬剤の使い分けについてわかりやすい講演をしていただきました。講演後は多くの先生方との情報交換、同窓の先生方との懇親の場となり、とても有意義な一日でした。
骨折を繰り返し、痛みで悩まれている方。自分の骨密度を計測したことがなく心配されている方。遠慮なくご相談ください。
中神クリニック
西神中央、西神南の整形外科
神戸市西区狩場台3-9-8