多職種研修会
2018年05月10日
本日は、医療介護関係者が集う研修会の座長として参加してきました。定期的に開催されている医療・福祉関係者対象の研修会です。医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャー、管理栄養士、歯科衛生士など、医療・介護に携わる専門職が集まります。私にとっては普段、電話やお手紙のみのやり取りしかしない職種の方と直にお会いできる貴重な機会でもあります。Face to Face はとっても大切なことです。
今回のテーマは「特養と老健」についてでした。高齢者施設には、特養(特別養護老人ホーム)、老健(老人保健施設)をはじめ、軽費老人ホーム、ケアハウス、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅…、と様々な形態の施設が存在します。われわれ医療従事者は当然、ある程度の知識はあるのですが、なかなかその詳細を説明できません。どのような患者さんが、どの施設の入居が望ましいのかを聞かれても迷うことがしばしばあります。今回はとある特養の施設長を講師に招き、その違いをわかりやすく解説していただきました。
各施設の法的裏付け、利用対象者、基本方針、料金体系、居室の種類などなど、詳細に説明していただき、改めて勉強になりました。居室タイプや、雰囲気、リハビリの有無、食事内容等、施設により大きく異なるとのことで、最終的には良く施設を見学し、話を聞き、料金体系等も比較し、自分の状況に一番合った施設に入居することが大切だ。とのことです。
明日からの日常診療でも生かせる有意義な研修会でした。