全身型骨密度測定器(DXA)導入のお知らせ

2016年02月28日

このたび、当院は全身型骨密度測定器(DXA)を導入いたしました。
骨密度測定は以前より踵骨(かかとの骨)や、中手骨(手の骨)で測定していました。しかし最近の世界的な流れの中で、大腿骨や腰椎の骨密度をDXA法で測定することが推奨されるようになってきました。我が国の骨粗鬆症治療ガイドラインでも大腿骨や腰椎の骨密度を測定することが推奨されております。

当院は大学病院や市民病院等で導入されているものと同等の精度である骨密度測定器(日立アロカ社製DCS-900FX)を導入いたしました。数分で大腿骨、腰椎の測定ができます。

骨粗鬆症はまず、現在の骨密度を知ることが大切で、骨折してから気づいても遅いのです。症状のないうちに、自分が骨粗鬆症でないかどうかを調べ、早期に予防や治療を開始することが大切なのです。閉経後の女性、70歳以上の男性、骨折の既往のある方、ステロイド内服中の方、慢性腎臓病、糖尿病などの方は一度骨密度測定をお勧めします。